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ふりかけそーすけ別館 ver.guardian vein

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7ヶ月ぶりに投稿再開しました

20120709 海上自衛隊掃海部隊「函館港一斉より交差(後編)」詳細投稿5

ロンドン五輪、間もなく終了ですね。殆ど観られませんでしたが…。母親と病院に行く以外、殆ど外に出ない日々ですが、地道に見学記録画像の確認・作成を続けています。では、詳細投稿第5回。海上自衛隊掃海部隊の皆様の函館港一斉出港より、交差の記録を中心に構成。「後編」です。
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函館インダストリアルと赤灯台、たなびく山霧を背景に掃海艇さん。前方は、第43掃海隊・掃海艇「うくしま」さん、深い折り返しへ向われるのは、第2掃海隊・掃海艇「やくしま」さん。函館港に集った日本全国各地の「島々」である掃海艇さんがたが続々と出港されてゆきます。幾度も書いていますが、雨上がりの函館港は、本当に美しかったです。快晴の朝も大変美しい事でしょうが、自分にとって、「日本らしい」と思う情景は、雨上がりの港。連なる山並み・島々にたなびく山霧。『古事記』の再現です。特に掃海艇さんがたは、島々のお名前をお持ちです。より一層、国の始まりを彷彿とさせるのです。

天の浮橋に立たして、その沼矛を指し下ろして下ろして畫(か)きたまへば、鹽(しほ)こをろこをろ畫(か)き鳴らして引き上げたまふ時、その矛の末(さき)より垂り落つる鹽(しほ)、累なり積もりて島と成りき

八雲立つ出雲八重垣…

天の八雲たな雲押し分けて、稜威(いつ)の道別き道別きて、天の浮橋にうきじまり、そり立たして、竺紫(つくし)の日向の高千穂のくじふる嶺に天降りまさしめき

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「函館の港に、島々集い…」です。見事な三重交差は、第43掃海隊・掃海艇「とよしま」さん、第2掃海隊・掃海艇「やくしま」さん、「たかしま」さん。
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「遅れた!」(新米見学者が)。第1掃海隊・掃海艇「みやじま」さんが背の高いクレーン地点を通過されました際に数秒間に合いませんでしたが、これにて、緑の島・函館どっく前埠頭にいらした掃海艇さんがた、全ての皆様が出港された事になります。一斉出港も大詰めに入ります。雨は上がりました。少しずつ、視界が明るくなってゆきます。
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「みやじま」さんが重要規定項目地点クレーン前を通過された頃、前方は広大な函館港で幾度も繰り返される見事な交差。先頭は第三陣しんがりの第43掃海隊・掃海艇「とよしま」さん、第四陣の第2掃海隊・掃海艇「やくしま」さん、「たかしま」さんと続き、折り返しに向われるのは、第五陣の第1掃海隊・掃海艇「いずしま」さん。
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反時計廻りに左手より「みやじま」さん、「いずしま」さん、「たかしま」さん、「やくしま」さん、「とよしま」さん。これより皆様が向われる青森県むつ市大湊の芦崎廻りを対岸の下北半島から観ているかのような連なりです。あと2秒ほど待つべきでした。見事な交差の瞬間まで、おそらく2秒ほどであった筈です。函館インダストリアルの全景が入っていますので、あと僅か2秒ほど待っ…てなかった。写真を見ると、壮大に美しく、そして穏やかであるのですが、実際には、もう新米見学者、「わーッ」です。一時も止まらない一斉出港です。追いつくのがやっとです。しかも。
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眼前の第46掃海隊・掃海艇「くろしま」さんのバウスラスターが始動したのです。この距離であれば、湧き出す水流の重低音も聴こえます。第46掃海隊・掃海艇「あおしま」さん、「ししじま」さん、「くろしま」さん前方の皆様、勢揃い。遂に目の前が大きく動きます。ここからが最も難しかったかもしれません。目の前至近距離が大きく動く、後方函館港口地点は交差が連続する、そして、おそらく、左手から第44掃海隊さんが出て来られ、目の前でも交差が始まる。全ての地点が動く。最高難度となる。「難度F」。
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「くろしまダブルバウスラスタ!」。予測通り、後方左手から第44掃海隊・掃海艇「まえじま」さんのお姿。ここで泡喰ってはいられません。ここで失敗してなるものか。一斉出港大詰めの全地点交差が始まります。遥か後方に「みやじま」さんが見えています。
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「くろしま」さん後進、「まえじま」さん前進。進行方向は同じですが、初の前後進交差。
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たたみかける折り重なる交差。さながら油津港の如し。「COMPLEX CODE 2012 HAKODATE」。左手より「まえじま」さん、「いずしま」さん、「くろしま」さん、「みやじま」さん。「まえじま」さんと「くろしま」さんの僅かな間に「いずしま」さんがいらっしゃいます。第1掃海隊・第44掃海隊・第46掃海隊の交差。いつも思うのです。掃海部隊の皆様は、各ご所属に別れています。年に数回、こうして一同に会されるのですが、通常は、日本各地の海で、それぞれに任務・訓練なさっています。「いつもは別行動」。その皆様の一斉出港には、舞台のように「台本」や「演出」はない筈です。出港順が決められているだけで。ですが、まるでオリンピックの開会式のように、常に見事に展開するのです。オリンピックの開会式・閉会式は、一つの団体(例えば、劇団・バレエ団など)だけで行う訳ではありませんので、各パート毎に、それぞれの団体で入念に稽古やリハーサルを行い、総監督(舞台監督)がまとめあげ、見事な式典となりますが、それには「台本」がある。ですが、掃海部隊の皆様の一斉出港は台本はない筈です。それなのに、何故。舞台は「本番」を迎えるまで、七転八倒の稽古が繰り返され、本番が明けても、まだダメ出し。どこでもそう。それを経験して来たからこそ、何故、「本番一発」で、ここまで見事であるのか、いまだに全然判りません。信じられない光景なのです。いつも。常に「本番一発OK」が出る状態。あり得ない。しかも、ゆっくりのんびり展開している訳ではないのです。現に、反時計廻りに左手より「みやじま」さん、「いずしま」さん、「たかしま」さん、「やくしま」さん、「とよしま」さんがいらした時点から、ここまで僅か5分。たった5分間。
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「ししじまダブルバウスラスタ」。第46掃海隊・掃海艇「ししじま」さん始動。後方は、第44掃海隊・掃海艇「すがしま」さん。やはり、一斉出港大詰め、最も近い距離でも交差。第46掃海隊・第44掃海隊さん同時進行。
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前方は「みやじま」さん、折り返しに向われるのは「まえじま」さん、「くろしま」さんも、その連なりに向われます。「まえじま」さんのお姿が見え始めたのと、「くろしま」さんが動かれたのは、ほぼ同時。時刻は7時半。ある意味、時間ぴったり。ですが、目の前の「くろしま」さんは「on time」でも、その前に動かれた「まえじま」さんの「on time」は??これまで、掃海部隊の皆様の一斉出港は、幾度も見学記録しています。「日の出と共に」の時もあれば、「準備出来次第出港」も。準備出来次第出港は、「香盤表」がない。「香盤表がなくて、何故、見事に進行する?!」。
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「美しきCOMPLEX CODE」。反時計廻りに第44掃海隊・掃海艇「すがしま」さん、第46掃海隊・掃海艇「くろしま」さん、第44掃海隊・掃海艇「まえじま」さん、第1掃海隊・掃海艇「みやじま」さん。連なる隊列の流れが変わりました。
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函館インダストリアル、「すがしま」さん、「くろしま」さん。
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「みやじま」さん、「すがしま」さん、「くろしま」さん。林立する煙突とマスト。新米見学者的「完璧」な構成。「みやじま」さんマスト頂点から、「くろしま」さんマスト頂点まで、ラインを引きたい。引くとどうなると思いますか。
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ご覧の通り。マストの頂点、ほぼ線上。と云うか、完全一致に近い。「完璧な構成」とは、わざとらしい社交辞令、おべんちゃらではないのです。人が観て美しいと思う「構図」。それは「線上に並ぶ構成」。この光景は、遠近法の「一点透視図法」の如し。「恐ろしい程の精密さ」と度々書いていますが、全くその通り。新米見学者は、ただの見学者。撮影地点が決められ、そこを中心に展開している撮影用の一斉出港ではありません。現に、この朝、新米見学者がここに居る事をご存知であったのは、第46掃海隊さんのみ。一斉出港始まるまで、この地点で記録する事も決まってはいなかった。それなのに、何故!?「恐ろしい程の」は、決して大げさではないのです。心底怖い、この精密さ。ラインを引いた時、鳥肌が立ちました。ちなみに、ラインの引き方は、始点が「みやじま」さんマスト頂点。そこから、まず直線で「くろしま」さん中央まで引き、斜めに上げました。最初からillustratorで斜めには引きませんでした。敢えて。
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そして、遂に第46掃海隊・掃海艇「あおしま」さん始動です。静かに後進される「ししじま」さん。4,5月の沖縄ホワイトビーチを思い出させる早朝の出港。
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美し過ぎる等間隔。「まえじま」さん、「すがしま」さん、「くろしま」さん。まさに黄金等間隔。こちらの光景もラインを引いてみましょうか。結果は…お判りですね。最早。
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うう怖い…この精密さ。凄過ぎて怖いです。ほぼライン上完全一致。しかも、ラインを引く時に判るのですが、中央も「すがしま」さんに、ほぼ一致。驚くべきは、お三方の向きが異なる事も。お三方が同じ方向に航行されているのではないのに一致してしまう。単調な一致でないからこそ、怖過ぎるのです。重箱の隅をつついても、そこにあるのは完璧。
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ここは、一点透視図法の一致でも、黄金等間隔でもないのでは?と思われるかもしれませんが、遠近法は一点透視だけではありません。二点透視、三点透視もあります。小さな赤浮標、白灯台まで入っていたとしたら?
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掃海部隊の皆様の一斉出港、ラインを引き出したら、キリがありません。
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第46掃海隊・掃海艇「あおしま」さん、重要規定項目2地点堅め。背の高いクレーン・山霧たなびく地点、同時クリア。カモメ入り。
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「あおしまバウスラスタ」。少しゆっくりと回頭されました。函館港一斉出港、いよいよ大詰めも大詰めです。こちらの画像を拡大表示して、「えッ!?」。「あおしま」さん後方に2隻の掃海艇さんが並んでいらしたのです。「並んでいらっしゃる??」。前後の記録を確認しても、こちらの画像のみでした。「いずしま」さん、「みやじま」さんである筈です。ふと思い出したのは、2月伊勢湾一斉入港の大詰めでした。「みやじま」さんと「あおしま」さんの交差がありました。
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あと1,2秒待つべきでしたね…。折り返しに向われる「あおしま」さん。一見、第46掃海隊さん交差に見えますが、先頭は「すがしま」さん、続くは「くろしま」さん。
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この時、「ししじま」さんは折り返し地点。押し返しがかなり深かった事が判ります。「あおしま」さんにて、16隻の掃海艇さんが出港された事になります。「掃海部隊函館港一斉出港2012」大トリは、第42掃海隊さんであります。
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「ししじま」さん、「あおしま」さんの交差は、単色の視界から、緑の視界へ。美しい緑の山並み。何とも美しい緑のグラデーションと掃海艇さん。
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美しい緑の山並みと函館インダストリアル。不思議な光景。夢を見ているような…。第44掃海隊・掃海艇「すがしま」さん、第42掃海隊・掃海艇「まきしま」さん、第46掃海隊・掃海艇「くろしま」さん。いよいよ「しんがり」の第42掃海隊さんの交差が始まります。
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美しきクワトロ交差。前方は第46掃海隊・掃海艇「ししじま」さん、「あおしま」さん、折り返しに向われるのは、「しんがり」の第42掃海隊・掃海艇「まきしま」さん、「くめじま」さん。
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あれ?2つ上の同じ画像では?と思われるかもしれませんが、違います。第46掃海隊・掃海艇「くろしま」さん、第42掃海隊・掃海艇「くめじま」さん、第46掃海隊・掃海艇「あおしま」さんです。
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並べてみても、殆ど判らない微妙な差でしかありません。判で捺したかのような…と云うより、デジャヴのように繰り返される精密な交差。画像左は、「すがしま」さん、「まきしま」さん、「くろしま」さん。画像右は、「くろしま」さん、「くめじま」さん、「あおしま」さん。凄過ぎると思う。皆様の位置がほぼ同じ。特に先頭の画像左「すがしま」さんと画像右「くろしま」さん、函館インダストリアルの位置がほぼ同じ。第42掃海隊さんと第46掃海隊さんは、お互いが全く見えない位置から出港されています。勿論、出港されたタイミングは判っていらっしゃるにしても…。
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美しき緑のグラデーションと、「まきしま」さん、「くめじま」さんの交差。景色が明瞭に見え始めていました。時刻は7時47分。一斉出港が始まってより、1時間以内。1時間以内に全18隻の掃海艇さんがたが出港されました。やはり出港間隔は約2,3分。瞬く間、しかし、恐ろしい程の精密さでありました。
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函館港一斉出港を締めくくる第42掃海隊・掃海艇「まきしま」さん、「くめじま」さん。見事過ぎる超インダストリアルな光景となりました。大トリを仕切るに相応しい見事な光景でした。時刻は7時51分。ここから、タクシーさんに飛び乗れば、8時8分の特急に乗れた事でしょう。ですが、津軽海峡航路を選びました。皆様の一斉出港が始まる時刻は判りません。もし、7時半から始まれば、特急には乗れません。一斉出港の時刻は判ります。「1時間以内」。ただし、始まりの時刻は判らないのです。特急に乗れれば、大湊一斉入港に完全に間に合いました。が。敢えて津軽海峡ルートを。結果、一斉入港には何とか追いつけましたが、既に終盤でした。大変残念でありましたが、津軽海峡タイムトライアルがあったのです。大湊では、入出港が幾度か繰り返されます。リカバリーは可能。ですが、津軽海峡フェリーは初の乗船です。では、昨日、試験的に「遂に作ってしまった1,500pix」の画像を。実際には、1,478pixですが、クリックしてみて下さい。無茶に巨大な元画像が開きます。
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懐かしいリバーサルフィルムを再現しました。スキャンしたリバーサルフィルムの写真だけを差し替えたのではなく、0から作成。再現しました。web上では、「動くもの(flashスライドショー・動画)」隆盛のご時世ですが、敢えて戻ったフィルムの時代。「津軽海峡タイムトライアルリバーサルバージョン」。まだ、スリーブ1段目のみの再現ですが(かなり時間がかかった)、6,7段目まで再現しようと思っています。
by guardianvein | 2012-08-11 09:41 | ┣掃海部隊